こんにちは～、キートンです！(^-^)/
今週もさまざまなイベントがあって、なかなか気をもんだ？一週間だったと思います。
経済指標のちょっとした動きに大きく左右される株価変動となっており、みなさんそこばっかり気になってるような気がします。
とはいえ、決算発表シーズンなので、ちゃんと業績に則した成果（株価）を見せてきている部分もあり、アノマリーどおりに７月は少しプラスで結果が残せるのでは？と思ってます。
例えば昨日のユナイテッドヘルスケア（ＵＮＨ）の決算では業績が予想を上回り、昨日だけで５％の株価上昇となりました。
また金融のシティも同様、上昇し、それを受けほかの金融株も上昇。
といった感じで大企業がこうやって呼び水みたく市場をけん引していってくれるといいですね。
では今週どうだったのかアメリカ３指数をみていきましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
３指数いずれも終値ベースで先週末から小幅に「反落」です。
下げ率はというと先週末比で
- ダウは０．１％マイナス
- S&P500は１．０％％マイナス
- ナスダックが１．６％マイナス
でした。
６月消費者物価指数（ＣＰＩ）
みなさん注目していたＣＰＩですが、
予想：８．８％
に対し
結果：９．１％
と前回同様、予想値を上回りました。
トレンドとしては間違ってなかったことから、そこまで大きく株価には影響しませんでした。
前回はトレンドと真逆の結果でしたからね。
ミシガン大学信頼感指数
ＣＰＩよりもＦＲＢが重視する指標の「ミシガン大学信頼感指数」こちらが株価に大きく影響しました。
すべての指数が株価に対して良好な結果となり、昨日の大きな株価上昇を引き起こしました。
米景気の底堅さを示す経済統計の発表を受け、好感する買いが幅広い銘柄に入った。米連邦準備理事会（FRB）が急激な利上げに動くとの観測がやや後退したのも相場上昇を後押しした。
日経速報ニュースより
朝方発表の6月の米小売売上高は前月比1.0%増と市場予想（0.9%増）以上に増えた。また、米ミシガン大学が発表した7月の消費者態度指数も前月から改善した。インフレが加速する中でも消費は堅調と受け止められ、景気敏感株や消費関連株が買われた。
ミシガン大が併せて発表した消費者の期待インフレ率が低下したのも株買いを誘った。5年先の期待インフレ率は2.8%上昇と前月（3.1%）から低下した。FRBが金融政策の判断で重視するデータだけに、26～27日に開く米連邦公開市場委員会（FOMC）で通常の4倍にあたる1%の利上げを決めるとの見方が後退。急激な利上げが景気を冷やすとの懸念が和らいだ。
今後の決算発表ではこれらの経済指標をベースに業績結果が評価され、株価につながっていくものと思われますので、もしかしたら７月はほんとにアノマリーどおりに上げ相場の月になってしまうのかなと考えます。
今後のイベントとして下記があります。
- 製造業ＰＭＩ、
- サービス業ＰＭＩ、
- カンファレンスボード消費者信頼感指数、
- 新築住宅販売件数、
- 耐久財受注、
- 中古住宅販売成約指数、
- ＦＲＢ政策金利、
- 第二四半期ＧＤＰ、
- 第二四半期個人消費、
- ＰＣＥデフレータ、
- 雇用統計、
- ＩＳＭ製造業景気指数、
- ＣＰＩ、
- 小売売上高、
- ミシガン大学信頼感指数、
１か月を通してこのくらいのイベントが毎月あります。
今のこの時期はこれらすべての経済指標が重要と言えますので、数字だけはチェックして今のトレンドから今後を見通すカギとしてもっておくとよいでしょう。
個人の消費に一番お金がかかるのが
「住宅」
ですよね。
アメリカでは今この住宅のローン金利が上がりまくってます。５％とか平気であります。。
３０００万円借りたとして単純にその倍３０００万は利子でもってかれます。
つまり３０００万円借りたのに返済総額は約その倍６０００万円になります。
（年間に残金の５％が毎年利子としてとられますのでね）
日本では０．５％とかですよね。
こんな返済やってられません。ということで、最近では
６月住宅購入契約の解約が約６万件（１４．９％）と激増してるとのことです。
住宅ローン金利が高すぎて、手が届かなくなったことが理由とのことです。
となるとですね、７月の住宅購入にかかわる費用は激減し、消費の上昇も下げトレンドに変わるのではないかと思います。
住宅を買うことで、家具や家電なども消費しますよね。
逆に住宅を買わないことで、家具や家電も買わなくなるという流れになるためです。
ジャクソンホール会議
この会議は
米国ワイオミング州のジャクソンホールで毎年8月に開催する経済政策シンポジウムのことで
世界各国から中央銀行総裁や政治家、学者などが参加し、世界経済や金融政策について議論を交わす会議です。
ここでＦＲＢの議長パウエル氏が演説する機会もあります。
７月末のＦＯＭＣが終わって、また、さきほどのような経済指標がポンポンと出てきますが、そこで得られたデータがインフレ収束の方向性を決定づけるものにそろそろなりそうな感じです。
それを受けて、パウエル議長がジャクソンホール会議でどういった演説をするかに株価反転のトリガーがあるものだとキートンは考えます。
ですのでこれからの経済指標はよーくながめて、頭にいれておき、チャンス到来をみつけ、つかみにいけるようにしっかり準備しておきたいと思います。
経済指標をいろいろとみることで、パウエル議長が発言する内容というのがある程度読めます。パウエル議長の発言というのはマーケットに非常に影響が大きいですから、先読みできると先手の行動をとることができ、上昇相場に乗っていけるという大きな利点があります。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
２．９２％です。
ＣＰＩが予想を上回ったということで、ＦＲＢの７月での利上げ上昇の懸念がありましたが、昨日のミシガン大学信頼感指数を受けて、やっぱり利上げ上昇はしないんじゃないかということで、３％を割れて下落しております。
前回説明した、「逆イールド」は下図のとおりでまだまだ安心とはいえませんね。。
今週のセクター別騰落一覧
今週はＣＰＩの発表もあり、ミシガン大学信頼感指数もありで下がったり上がったりの展開ではっきりとしたトレンドがついてなく、まだ混とんとした相場でした。
６月のデータと７月のデータがいっしょに出てきてそれに市場は影響されていること自体がおかしいとは個人的には思いますので、一応最新データとしてはミシガン大学信頼感指数なのでそちらを重視した考え方をしたほうがよろしいかと思います。
さあやってきましたね決算発表シーズン。
下図をご覧下さい。セクター毎の株価指数の推移です。
ここ１か月は先週同様
「ヘルスケアセクター」「生活必需品セクター」です。
UNHやJNJ,PG,KOといった大手が堅調です。
冒頭、お話しましたがユナイテッドヘルスケア（ＵＮＨ）の決算よかったですね。
ＶＩＸ（恐怖指数）
下図をご覧ください。２５を切って２４．２２です。
ＦＯＭＣまだもう少し日数があります。
したがってもうすこし下がっていくのはとみてます。つまり株価は上がるとみてます。
８月９月のアノマリーは悪いのでここで売ってキャッシュポジションを高めるのもよいかと思います。
原油価格の動向
現在1バレル９７．５９ドル近辺で推移してます。
エネルギーセクターがいまのところ軟調です。ま、夏なのでまだまだ需要逼迫とまではならないでしょう。ただこのご時世、ホイホイと石油が手に入らなくなってますので、冬場にむけて１０月頃以降は需要が上がってくるものと思います。
セクターローテーションではエネルギーセクターは下火ですが、事情が事情なだけに１０月エントリーをにらんでおいてもいいのかなと考えます。
ドル円の状況
下図をご覧ください。１３８円前半で推移してます。
先週１３６円台ですよ。もう２円もあがってます！
こりゃまだまだいきますね。ドル高円安。
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 220715
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
一週間のセクター別騰落率に表現される通り、トレンドが混とんとしてます。つまり潮目がきてるとも言えまして、株価反転の兆しがこれからちらほらと表れてくるでしょう。
弾（キャッシュ）を込めて、標的（銘柄）をよく狙って、あとは引き金を引くだけにしておきたいと思います。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。では、また！(^-^)/
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